同じ1日を繰り返しているマーク（カイル・アレン）は、自分と同じ境遇にあるマーガレット（キャスリン・ニュートン）と出会い、2人は奇蹟の瞬間を集めて過ごすようになる。マークはその中にタイムループから抜けるヒントを探すが、マーガレットはなぜか永遠の1日の中で生きようとする。
「恋はデジャ・ブ」のヤング＆スタイリッシュ版かと思ったが、ラブコメというよりは人間ドラマ的な要素が強かった。
2人の奇蹟探しの場面なんかは楽しいし、ゲーマーの友人ヘンリーをガス抜きに使う2人の告白がめちゃめちゃ楽しい。ただ、最後の奇蹟はなんかちょっと不思議というか納得感がなかったかなー。
以下、ネタバレ。
逆に、眠ってるのは周りのみんなじゃなくて、マークとマーガレットの2人だったっていうオチはとても納得感があった。
どんなに辛いことがあっても受け止めて前に進まないといけないのが人生だし、あらゆる行動にも時間にも意味がある。そんなテーマが分かりやすいのもいい。
そう考えると、タイムループは我々観客を惹きつけるただのツールなわけで、最後の奇蹟に違和感があってもまあいいか。
それにしても、毎日毎週、同じ生活を繰り返す自分には、この映画はかなり強烈に響いた。
自分から変えて、何かしなきゃってことだな。
