ノラネコの呑んで観るシネマ

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカットのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

4.8
いや〜面白い!
4時間があっという間。
基本は同じ話ではあるものの、ウェドン版とはほとんど別物だ。
ステッペンウルフなんて、デザインも全然違うじゃん。
尺の制約が無いからキャラクター描写が圧倒的に豊かになって、なぜこのメンバーなのかに説得力が出た。
そして、これが「マン・オブ・スティール」を受け継ぐ、父性の物語であることが明確になっている。
アクション映画としてもグレードアップし、リチャード・ドナー版「スーパーマン」オマージュも入ったクライマックスはむっちゃアガる。
ウェドン版はあれはあれで面白くはあったが、ダイジェスト感以上に、例えて言えば一昔前の漫画と劇画みたいな違いがある。
思いっきり間口を広げて、低年齢層も取り込もうとしたウェドン版に対して、こっちはずっとダーク&ハード。
完全に大人向けで、バイオレンス描写も容赦がない。
しかしこれ続編作る気満々と言うか、この映画自体がより大きな物語の途中の話。
ウェドン版な劇場公開ではコケちゃったけど、果たしてホントの完結まで作られるのだろうか。
メイキング付きでレンタル400円は安い。
ブログ記事:
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