メインビジュアルから来るB級感とは、またちょっと違ったアイデアが秀逸なタイプの低予算SFで個人的には好みにマッチした掘り出しモノでした。エイリアンのビジュアルも不気味でCGの仕上がりも立派でした。
冒頭はマイケル・クライトン作品のような出だしにソビエトである事が加わりワクワクし、中盤はいい緊張感を持ちながらも既視感のある展開と思ったら、終盤そう来るか!と驚かされました。
欲を言えば、作中の事件をソ連がどう隠蔽したのか少し触れてもらいたかったのと、子供に関してのミスリード、捻りは蛇足じゃないかなってくらいでかなり完成度の高い作品だと感じました。