2020年、マクシミリアン・エルフェルト監督、ライアン・エバート脚本によるSFアドベンチャー。
新型ウイルスの感染爆発により人類は存続の危機に直面、折悪しく、気候変動による大寒波が襲来、主人公ジルはウイルスの治療薬を携え、赤道直下のエクアドルを目指すが…云々、といったお話。
原題は"Apocalypse of Ice"ということで、2004年の『デイ・アフター・トゥモロー』(The Day After Tomorrow)とは何の関係もございません。
『2018』(Shangri-La: Near Extinction)はSF要素をふんだんに取り入れた異色作でしたが、『2020』(Arctic Apocalypse)と本作は一応、ストレートなディザスター映画。
新型ウイルスのパンデミックがなかなか描かれず、まさかいきなりゾンビが出てきて全てを台無しに、なんて不安を覚えつつ…。
乾いた道路が一瞬にして雪道に変わるなど、露骨におかしい編集も見られますが、『2020』と比べると、本作はずいぶんまともな仕上がりでございます。
あ、2004年のご本家とは比べるまでもございません。