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14歳の栞のshaのネタバレレビュー・内容・結末

14歳の栞(2021年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

自分は中学の時どんなだったかなぁ、って嫌でも考えてしまう映画だった。大人になった今でこそみんな可愛いなぁと思うけど、同じクラスにいたら多分この子と仲良くなってそうだなとか、いつも騒いでたあの男子もこの子みたいなこと考えてたのかなとか色々思った。
この映画は、大人になってしまったら思い出さないようなレベルの、名前のないあの頃の日常を感じられるものだった。有給取って映画館まで足を運んだ甲斐があった。

大人になっても忘れたくない時間は?という質問に、「アイス食べてる時と、好きな子とラインや電話してる時」と答えた子に胸がギューっとなった。可愛すぎる。

あとクリープハイプ好きなので映画館で聴けて良かった。

ただ一つ、別室登校の子が理由を言いたがってなかったのに、他の子から聞いてそれを映像に入れちゃうのはどうなんだろ?と少しモヤモヤした。理由を教えてくれた彼は、言いたがってなかったこと知らないよね?これが彼の罪悪感をより強めてしまわないだろうかって思った。
自分も保健室登校してたので、教室に入れない辛さを体験しているからこそ、配慮して欲しかったかなぁと思った。
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