ゴリアテの憂鬱

エル プラネタのゴリアテの憂鬱のレビュー・感想・評価

エル プラネタ(2021年製作の映画)
2.8
監督・脚本・主演を務めるのは、「世界を変える30歳未満」の30人に選出されたアマリア・ウルマン。
作中の母も実母を起用し、自らの貧困体験を織り混ぜた全編モノクロ映像で作り上げた作品。

フランシス・ハを彷彿とさせるオシャレで現代的なモノクロ映像は良かったのですが、シーンが切り替わる際に時折使われているデジタルな演出が自分にはどうにも邪魔に感じてしまいました。
せっかくヌーヴェルヴァーグ寄りに描いているのに、編集で変に力が入り過ぎていらんことしてしまってるなという感じです。

失恋した後、海に向かって近づいていく長回しの場面が美しくて、特に印象に残っています。