Filmarks様に試写会に招待いただきまして、アンジェリーナ・ジョリーの主演作を久々にスクリーンで。面白かった。テイラーシェリダンだからなのか、ジャンルやポスターから想定されるものを裏切る作りになっていて、そこを楽しめるかどうかで好みはわかれるかもしれない。私は大好物です。え、その人が活躍するの?とか、え、そこ帰るの?とか、素直には話が進んでいかない、この裏を描いてくるのがくすぐったいですね。味が滲み出てますねえ。なんか期待してたのと違う、と感じる人がいるかも知れませんね。
公務員的悪ってやっぱり怖いですね。淡々と仕事をこなしていく悪者たち。かろうじて人間らしさを残しているかどうかくらいのレベルの人達。お上のために「仕事」をこなしていく。陰謀の中身がもう少し見えてきても面白いかなと思ったけど、そこはマクガフィン的な扱いにとどめてありますね。
アンジーの痩せ方はガチなのか役作りなのか。セリフで触れられていたから役作りと信じたい。ちょっと痩せすぎてリアル。
ただどうしても脚本上で納得いかない点が二つ。
・PCにはロックかけとこうぜ。特にあの状況なら。
・ニコラスホルト、油断しすぎだぜ。
でも、僕に撮ってはいい意味で思い通りにことが運ばない映画でした。オープニングとかもつかみとしてすごい良かった。
あと、あるキャラクターの生死が100%自信なかったので、試写会後にスタッフの方にあの方って...ですか?って聞いたら優しくそうです、って答えてくれました。ありがとうございました。