短ければいいというわけではないが、100分という時間に必要最低限のみの情報と物語のみが注ぎ込まれていてかなりソリッドな作品だった。中でも山道の上から車の情報を特定するシーンでその手法だけを描き、親子の車が通過する時にはその家庭を省き、いきなり襲撃という展開には驚いた。無駄話をせずやるべきことをやる殺しや二人の仕事ぶりを象徴するかのようなシーンだった。そしてその技を上回る、サバイバルを知り尽くした妊婦の強靭な精神力。
正直主人公が一番奥行きのないキャラで、アンジーの美しさのおかげで全然退屈ではなかったがちょっと心残りではあった。
