にっきい

バーニング・ダウン 爆発都市のにっきいのレビュー・感想・評価

3.0
猫爆死許すまじ。

前回アップリンクに行った時に予告かチラシ見て気になってた作品。
2週間限定、1日1回上映でした。

マーとデヴィの正体は?って話し。
原題は『Shock Wave 2』になってるけど、『Shock Wave ショック ウェーブ 爆発物処理班』の純粋な続編とはちょっと違うかな。
アンディ・ラウが爆発物処理班って設定が同じだけでストーリーには繋がりはありませんでした。
多分役名も違うから別人のはず。
爆発物処理班のエース、フォン(アンディ・ラウ)とドンはある日同時に解除しなくてはいけない爆弾の処理をする事になる。
無事解除して現場から帰ろうとするとどこからか猫の鳴き声がする。
見回すと電子レンジの中に猫が閉じ込められていた。
ドアを開けて猫を逃すのだが、そのレンジが囮爆弾だった。
爆発に巻き込まれ片脚を失ったフォンだったが、義足で以前と変わらない動きが出来るまで回復する。
しかし警察上層部は彼の爆発物処理班への復帰を認めず…、って話し。
これがハリウッドならじゃんじゃんビルとか爆破しちゃうんだろうけど、中国なので全部CG。
しかもクオリティはプレステ2のムーピーなみ。
冒頭から香港国際空港爆破、手榴弾を使った銀行強盗、カップルをターゲットにした二個一の爆弾解除と息つく間もない緊迫の展開で一気に引き込まれました。
ただ爆破で脚を失ってからの中盤が、ずっとリハビリで中弛み。
後半は警察を辞めたフォンが何故かテロリストとして現れるミステリー展開。
徐々に真相が分かっていくんだけど、時間軸ぐちゃぐちゃで回想が入るから分かりにくい。
最近の中国映画には珍しく、トヨタ、アウディ、テスラ、レンジローバー等外車を使ってました。
どうやらこれは続編ではなく同じ設定を使ったリビルトらしいです。
でも一応潜入捜査してますが、前作と違い今作は完全後付けのこじつけ。
ストーリーも全くの別物でテロのスケールは格段にアップしてましたが、面白さは前作の方が上でした。

今朝の1曲
THE MORNINGSIDE『The Trees』
この時期にこのバンドの事を書いて良いのか悩みましたが、政治とバンドは別。
このバンドはロシア出身のメロディック・ドゥームメタル・バンドです。
この曲(https://m.youtube.com/watch?v=DGjkJjKJ2_c)は彼らの1stアルバムの3曲目に収録されてるもので、バンドの代表曲としてセルフ・カバーもられてるくらいの名曲。
荒涼な永久凍土、寒々とした冬の針葉樹林を思わせる聴いていると凍死しそうなくらいメロディアスな曲。
このバンド、超マイナーなので日本には全くアルバムが入ってこず、毎回海外のサイトでCD見つけては輸入代行業者に依頼して買ってました。
ここ数年映画にうつつ抜かしてて、その間に2枚新作が発表されてるんですが、今の状況で買えるんだろうか。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2022年4月17日
鑑賞回:16:35〜18:40
劇場名:UPLINK京都
座席情報:スクリーン3 E-4
上映方式:2D 字幕
レーティング:G
上映時間:121分
備考:UPLINK京都会員
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