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偶然と想像のAJAPARATIONFILMのレビュー・感想・評価

偶然と想像(2021年製作の映画)
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2月のベルリン国際映画祭のオンライン試写で鑑賞。こちらは濱口の珠玉の短編3本。ドライブ・マイ・カーとは一線を画しながら、どこか類似したものを感じる。スクリーンでの公開が楽しみ。

※以下簡単なメモ。
1.魔法(よりもっと不確か):2人の女(元カノと現カノ、そして仕事仲間と親友)1人の男を巡る断絶と結合に至る物語。不確かな男は魔法の媒介か、それとも断絶の記号か。
2.扉は開けたままで:仏文学者と生き遅れの生徒の不確かな対話。孤独な学者の性の欲求の記述と、性に奔放な女性の懺悔。あるメールを機に2人の関係は終了する。
3.もう1度:女性2人の演劇。自らの記憶の中にある友達、恋人を演じ直す中で、埋められない心の穴を少しだけでも埋めようとする。

共通:これらは、すべて偶然の出会いから産まれていく。
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