偶然と想像のくさむすびのネタバレレビュー・内容・結末

受験期とぶつかって見れなかった作品、劇場で見たかった。非現実的なようだけどリアルな会話劇。どの話も違うベクトルで『偶然と想像』を描いている。
以下感想とは呼べないもの。
『魔法(より不確かなもの)』
この話が一番面白かった。正直な想いを伝えて場が崩壊。そしてホン・サンスよろしく急なズームアップからのやり直し、「じゃあ私帰ります！」と言ってつぐみと和明の二人の場を提供する芽衣子。「正直な所が好き」と言っていた和明に正直ではない自分の姿を見せて(相手には分からないけど)過去の恋愛に区切りをつける成長、そして前進しようとする人生の希望を見れた。最近自分がハマっている中島歩が最高だった一本。
『扉は開けたままで』
胸糞悪い話のように見えるが、個人的想像だけど村山は佐々木の家庭を崩壊させようとしてるんじゃないかとラストのキス＋「気が変わって」と言って渡す名刺で思った。
間違ったメールアドレスに送った偶然、村山が放つ「瀬川がオナニーをする姿を考えて私もしても良いですか」という想像。
『もう一度』
正直この話だけ何を言いたいんだか全く分からなかった。もう少し人生を経験してからでないと理解できない類の話だなと序盤の段階でシャットダウンしてしまったのが問題かもしれない。