このレビューはネタバレを含みます
これが噂の濱口監督作品か。ドライブマイカーは観ていない。全体的にセリフ回しが斜に構えており、説明的というか、坂本裕二的というか、小説っぽさを感じる。細かい感情の言語化が上手。
1話目「魔法」
掛け合いが面白い。女の狡さと男の弱さをちゃんと描いている。終わり方もよかった。
2話目「扉は開けたままで」
小説家の先生の言い回しがすべて面白い。小説論だったり、扉を開けされる意図であったり、オナニーしてくださいね、さがわなども良い。細かいミスでしくじってしまって失敗してしまったけれど、終わり方も復讐感があって好き。
3話目「もう一度」
コロナ禍に作ったんだろうか。うーん
どの作品も意図的かは知らないけど、キャラクターが序盤と中盤では全く違うものになっているのが気になった。人間味があるようでない。敢えてそうしているのかもしれないけど。現代の邦画っぽさはある。個人的には期待は超えてこなかった。