監督にインタビュー。
俳優出身の監督だとは知っていたが、
『キャビン』に出てるのは後から気づいた!
事前情報ゼロで見初めてぐんぐん引き込まれた。
非常に演劇的だが、表情にズームしたり、
カメラが揺れ動いたりする分、
充分に映画的だ。
小説だと読んでられない、
映画にする必然がある。
演劇バージョンもあれば見てみたい気はする。
冒頭トラストだけ出てくる人たちは部外者、
というミスリードも気が利いている。
攻撃したくないのにしてしまう被害者両親の葛藤の演技の迫力が凄い。加害者に育てたことへの全面的な責任を認め切らない、ある意味で潔い加害者両親(特に父)の毅然とした態度が現代的でよかった。
時折挿入される柵のようなカットは
2組の両親の間に塞がる障壁の比喩か?
監督は「各キャラクターの役を1人でインプロしながら苦悩しながら脚本を書いた」と話していた。
「制作のプロセスでの精神的負荷は大丈夫でしたか?」と訊いたら「現場はカットがかかるたびに穏やかな和気藹々とした空気だったよ」と話していてホッとした。