Nちゃん

秘密の森の、その向こうのNちゃんのレビュー・感想・評価

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)
3.3
大好きだった祖母を亡くした8歳の少女ネリーは両親に連れられ、祖母が住んでいた森の中の一軒家を片付けに来る。
しかし、少女時代をこの家で過ごした母は何を目にしても祖母との思い出に胸を締め付けられ、ついに家を出て行ってしまう。残されたネリーは森を散策するうちに、母マリオンと同じ名前を名乗る8歳の少女と出会い、親しくなる。
少女に招かれて彼女の家を訪れると、そこは“おばあちゃんの家”だった。


優しくて温かい映画。
自分の母親の子供と出会うってどんな感覚どんな気持ちなんだろう。
でも子供だから柔軟性と適応能力はピカイチ。すぐ仲良くなる。
秘密基地を一緒に完成させ、次第に仲を深め合ったところで、未来のお互いの怖いことを確認し合う。
「ママが出て行ったのは私ネリーのせい?」「ううん、ネリーは悪くない。私(マリオン)の問題。」
この会話が刺さった。
小さいときは思ったこと何でも言葉にできていたけど、大人になると周りを気にしたり苦しいことを素直に苦しいって言えなくなっているよね。
そういう大切さにも気付けた。

みなさんがレビューで言ってるけど、ラストの会話が最高でした。
友達関係でもあるけど親子関係をも越える何か(存在や関係値)で繋がっている気がするね。
Nちゃん

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