温かみと優しさに満ち溢れた日常ファンタジーだった。73分という短さながら、とてつもない満足感。
同い年として現れた母と友達になるくだりや2人のやり取りが面白い(実際の双子で演じてるのね)。淡々としているが、心地良く、静かに見入る事が出来る。
亡くなった大切な人ともう一度会える流れは、少し『ドラえもん おばあちゃんの思い出』を連想した。あと、どことなく『オトナ帝国』も。
クライマックスで印象的な音楽と共に盛り上げてくれるシーンが特にお気に入り。終盤で一気にエモーショナルに展開していくのがツボなのかも。ここだけで100億点。
あくまで子ども達2人の規模で終わるのも良い。ネリーの小さな冒険でもあり、マリオンの心が救われる話でもあるんだな。
