松岡茉優

真昼の罠の松岡茉優のレビュー・感想・評価

真昼の罠(1960年製作の映画)
4.2
日活アクションみたいな松竹映画で中々の佳作だった。グレ男、佐々木功と岩下志麻のボーイミーツガールもの。男女の脚しか映さないカメラがローアングルのまま移動し、岩下志麻が転けて倒れ込む冒頭からすごい。影の殺人と鈴木清順みたいに会話する2人の奥で別の2人が殴り合ってるバーでの乱闘がすごい良い。レイプされた岩下志麻が佐々木功に惚れる理由がよくわからないが、雨の中ボコされて弱ってる姿に惚れちゃったのか?遊園地デートは微笑ましかった。グレてる割には佐々木功がもじもじしているのだが、終盤のロングショットで無音の殴り合いも良かった。あとはヌルッと出てくる銃口!松竹の映画でこんなショット見たことない!マジで所々日活っぽかった。異質の松竹映画と言ったら大袈裟か?
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