つる

明け方の若者たちのつるのレビュー・感想・評価

明け方の若者たち(2021年製作の映画)
3.5
何のけない、明大前を舞台にした、
学生というモラトリアムの極みから社会人という今後何十年と続く苦痛踏み出した若者の恋愛を描いたものだと思っていた。 

あぁエモいなで終わると思っていた。
けどそれは幻想だった。

初めから感じていた違和感。
二人のどこか寂しさを抱きながら遠くを見つめる瞳。


さり気ない会話の中で分かるその事実に切なさがこみ上げてきた。

ヒロイン側から描いたスピンオフも是非。
是非といいつつ、ここで終わらせてもいいかもしれない。
物語をただ物語として思い出で終わらせたいなら。
つる

つる