みむさん

ボーはおそれているのみむさんのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.8
アリ・アスター監督ネタバレ全開QAつき試写。

面白かった。ホアキン・フェニックス主演は知ってたけどドニ・メノーシェが出てたとは意外(でも雰囲気にピッタリ)。
過去2作よりゴア度は少々減りホラコメ度が増し、相変わらずの厭な映画でヘンテコ不条理描写あり、どこへ向かうのかさっぱり予想つかず、ちりばめられた意味深なパーツも拾いながらワケわからん中、ボーの視点のストーリーでボーと同じく手探り状態での鑑賞。
監督がインタビューで「ユダヤのロード・オブ・ザ・リング(でもママの家に行くだけ)」って言ってたけど。
なんだろう?あれは?と思ってるとスイッとかわすし、クレイジーなアレには唖然としたし😂
アニメパートは「オオカミの家」監督コンビとのコラボ。

前日に電話で話したばかりの母が急死。そもそも会う約束が順調に問題なく実行されてたらどうだっただろう?どっちにしろボーには災難が降りかかったのではないか?
アメとムチを使い分けるような母。ボーの現在と産まれてから少年期までが交互に差し込まれる。
ボーは母の言うことを聞きいていい子でいたいだけなんだろうけど。なにかにつけ空回りし不運もあり。
そんな感じなのかな?と思ったが……

またしても細かいところに仕込んである。私は一度見ただけでは気づかなかった。
かといって特に深い意味があるわけじゃないものもある。

完全にアリ・アスターの術中にハマった。やられた!という感じ。

なんだあれ!?と思ったよね😂笑いとドン引き両方。

ボーが災難に遭いまくる、行動がすべて裏目に出る、でも描かれるあれこれは何なんだ?見ている間は変な映画だな?と思ってたけど、見終わってみると「自分なりに」ストーリーがわかった。

何でもかんでも考察とかする人最近やたら見かけるようになったけど、そんなの不要だと思う。