このレビューはネタバレを含みます
『ミッドサマー』とはイヤの方向性が違うので、私は結構冷静に観られました。「ボウの物語」として切り離して観られたと言いますか。
不思議と、見終わっての感想はアンソニー・ホプキンスの『ファーザー』と似た感じでした。ボーの場合はふざけて見えますが、おそらく中の人はずっと真剣なんですから。
彼にどんな病名がついているのか、もしくは障害の類なのかはわかりませんが、あれが彼にとっては現実なのでしょう。そう考えるとつらいです。
ラストをどう考えていいのかはわかりませんが、もしその後も続く物語なのであれば、お母さんのお金で彼が平和な世界を構築できることを願ってやみません。