このレビューはネタバレを含みます
最初の方というか限りなく最後の方まで箱庭療法的な、防衛機制(投影とか逃避とか)を擬人化したかのような映画に思えた。しかし終盤のシーケンスで全体を通して原罪と出産についての映画だったのだと思った。母と子という誰にでも当てはまる状況だからこそとても苦しい。母から自立して終わり、では許されない。
思わずクスっとしてしまう(理不尽な)シーンも多く長い映画ではあるがそこまでダレずに見られました。
長いことも含めてこの映画の個性なのかなと思います。
ホアキン含め俳優陣の演技は見事。セラピストが印象に残ったなぁ。
余談ですが、ボーが入浴中に天井を見上げるシーンではSASUKEを思い出しました。