ボーはおそれているの夜永遊のネタバレレビュー・内容・結末

Twitterにていろいろと前評判を見て気になって見てみました。

面白がりにいくことはできるけど、ただ見ていて面白がれるような映画ではないかな…！
アリアスターさんの作品は全体的にそのイメージで、考察とか調べ物が好きな人が大勝利するイメージ、今回もそっくりそのまま同じものを感じました。

私は知識もまるでないし、あまり調べ物得意なタイプではないので、案の定あんまり引っかかりはしなかったのだけど、要所要所の絵作りというか、印象に残る画面作りが上手だなって思いました。
作品の流れ自体は忘れてしまっても、ふとした時に映像だけ頭をよぎるような、そんな映像が多くて面白かったです。

個人的にあそこまでやばくはないけど、毒親気味の両親を持っているので、両親と対峙した時のどうしようもなさみたいなものはとても感情移入してしまって辛かったです。

最後のエンドロール、静けさの中で終わっていくのがすごくおしゃれでよかった。
自分の絶望を飲み込んで諦めた直後から続く静寂が、なんともやるせなくて一番印象に残っています。