2023年 アメリカ
心の闇が深い病んだ変態アリ・アスター監督の新作！
「こんな作品、誰におススメできるんだーい！？」
監督の頭の中の作品、やりたいことを詰め込んでます
序盤はタイトル通り
世の中全てに恐れ慄いているボーの姿が滑稽でもあり、どこか現実的でもあり
「監督にしては分かりやすい話だなー」と思って観ていると、中盤からは変態ワールドへ突入
（分かりやすい風でも、やっぱり難解なのですが）
アニメーションが『オオカミの家』っぽいと思ったら、やはり同じクリエイターでした
「オオカミ…」見ておいて良かった♪
終盤からは深く考えることを辞めました（笑）
監督の他の作品同様、セリフの端々や絵ずらの細部に遊びが隠されているのでしょう
多くの方々がその細部に対して考察してしていますが、それこそ監督の”思う壺”なのでは！考えるもんか！！！
監督の過去作も好きだった自分は、まんまとその術中にはまりそうで…こんな長尺の訳の分からない作品なのに2度目の鑑賞しちゃいそうです
しかし俳優ってすごいですね
主人公ボーは終始いじめられまくりなんですよ
体ダルダルのひよこ頭で熱演したホアキン・フェニックスには感服です
ある意味『へレディタリー』や『ミッドサマー』より気持ち悪い作品かも
