タカシサトウ

ボーはおそれているのタカシサトウのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.9
   ボー(ホアキン・フェニックス)が、家に実家に帰ろうとするが、様々な困難に遭遇し、混沌としてきて…、という話。

  彼は、セラピストに会って、カウンセリングを受けている、発達障害もあり、母から強烈な保護を受けていたが、虐待されていたようでもある。

  それによって、ボーは、母子関係で葛藤し、それが、ここでの、物語であり、夢であり、永遠に母との葛藤から逃れることが出来ない、ということなのだろう。
   
 ボーは、多分、アリ・アスター監督自身がモデルなのだろうと思う。アリ・アスター監督の母との葛藤を延々と描いているのでは。やや、何でもありの世界に近いので、内容は、ちょっと微妙だけれども。監督の「ヘレデタリー/継承」と「ミッドサマー」、に比べると、インパクトは少ないが、見やすい映画かと思った(2024.10.27)。