風神

こんにちは、私のお母さんの風神のネタバレレビュー・内容・結末

こんにちは、私のお母さん(2021年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

ムービープラス放送分を録画して鑑賞。

母の愛は無償の愛。

今作に関しては
三段階で驚かされた。
中国映画で近代ネタでタイムスリップ。
随分と変わったノリだなぁと驚き、
お母さんの刺繍が上手だった事に驚き、
実話インスパイア作品なのにも驚いた。

しかし
自分は、昨今の中国映画は
心からは楽しめなくなったなぁと痛感。
プロパガンダ要素を気にしたり
習近平の顔が、作品の向こうに
チラついたりして、集中できない。
共産主義のお手本のような舞台。
地味な色の人民服。
平均点な格好、自転車。
なんか、全てが中国政府の思惑かと
ついつい思ってしまいます。
親、即ち国家を大事にしろって
言いたいのかとも思ってしまう。

先日、自分の母親が
腰骨やっちゃって入院した。
ボケの症状が加速しそうで怖いが
全く動けないからしょうがない。
そんなタイミングで
親戚から30年以上前の
ホームビデオの映像が届いた。
祖父母が存命で
父母ともに今の自分よりも若い頃。
あぁ、こんな感じだったなぁって
思い出すと同時に
この時代で動画あったのかって思った。
まぁ、そのビデオ撮ってた叔父は
8ミリとかも持ってたから
好きだったんでしょうね。
その叔父も祖父母も父親も
もう皆んな死んじゃってますけどね。

今の人達は
自分の写真や動画などいくらでも撮れるし
保存も加工も簡単な時代。
垂れ流すが如く、ネットに残している。
子孫が、検索したら
いろいろ出てきそうである意味怖い。

自分が父親だから思うのかもですが
母親は、自分のお腹の中から子供を産む。
父親はなんの痛みもなく実感も薄い。
それでも、育ててるなかで
あぁ、こいつは俺の子だわって
思う瞬間もあったりするけど
母親との繋がりや絆の方が強い気がする。
母親も自分の分身感はあるだろうし
血の繋がり感は強いでしょうね。

監督、脚本、主演が同じ人。
その人が自分のお母さんの事を
思って作った作品。
良いお話でしたが
主人公の年齢が若くは見えない。
泣いてる演技も、笑ってるのって
思えたほどに微妙なものでした。

中国人、列に並ばないイメージ。
隙あらば横入り、自分は悪くないアピ。
強くなければ生き残れない大陸気質。
子を守る母も、そんな中では
強くなるしかない。
ただ、ラストまで観てから思うのは
お母さん性格キツめだったのは
ライバルに対する
復讐心もあったのかもですね。
バレーのチーム名は確かに酷かった。

2024-28
風神

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