面白かったけど、色々腑に落ちない。
いきなり身も蓋もない話をすると、売り物のメタ構造、これ必要か？
「小説家ならではのオチを・・・・」とか言ってるけど、この映画における現実で全てが終わってる時点で意味なくない？
少なくとも本作で面白さを感じたのは、メタ構造からではなかった。
第一、藤原竜也は自分の体験を書いてるだけだから、これは小説で無くノンフィクションでは。
そら各方面から怒られるだろw
ネタバレになるので詳細は自粛するが、キーとなる「三羽の鳩」が典型的なマクガフィンなのはいいとして、それを忌み嫌うあの人が、なぜそれを持ってたのか。
たった三羽のそれに、なぜ拘るのか。
そもそも言い出しっぺのあの人が、一番無責任じゃね？など疑問だらけ。
話を回すのが最優先で、人物が全く描かれてないので、ミステリの真相を明かしてみたら、中身スカスカになってしまった印象。
マクガフィンで話が回ってるうちは楽しめたけど、結局何が描きたいのか分からないので、すぐに記憶からは消えそうだ。
「虎狼の血」に続いて西野七瀬がいい。
