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茜色に焼かれるのHAL9000のレビュー・感想・評価

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)
3.1
いやー、うーん
僕は夢のある映画が好きだし、現実逃避というか、映画の中でまで現実の辛さを見たくないのね。
この作品、思いっきり現実の辛さぶつけてきます。
しかも、本人に非が無いのに遭遇する辛さ。正直しんどい。

作品自体の構成や役者さんの演技(息子君はもう一つでしたが)も良かった。
微笑ましいシーンもちょいちょい挟んでくるし。
夢のあるシーンも無いわけでは無い。けど、ただただ、現実は辛いよね。不条理に。(僕はそうでも無いけど)

今作は主演の尾野真千子さんの素晴らしさは当然として、役柄的にも演技的にも永瀬正敏さんが美味しかったです。
スカッとジャパンかよって思ったw

物語的には主人公親子に加担したいところですが、僕は自転車泥棒が大嫌いなので、そこがなー。

生きるってお金かかるよね
とか
貧乏って嫌だねぇ
とか
世の中不条理だらけだね
とか
弱いと舐められるし食い物にされるね
とか

まぁ、少なくともハッピーな作品では無いので、心の余裕のある時にどうぞ。

追記
他の方の点数見たら皆さん高得点。
貧乏を経験したことが有るか無いかの差なのかも?とかぼんやり考えてみたり。
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