このレビューはネタバレを含みます
今作は、黒澤プロダクション製作の第1作になります🤗✨1960年公開✨
土地開発公団の副総裁、岩淵の娘・佳子と、岩淵の秘書・西の結婚披露宴から始まる。
記者もつめかけていて、会話でどういう訳か説明してくれるので把握しやすいです。
記者「汚職のクリーンアップトリオ」
ウェディングケーキが運ばれる。
しかし、そのケーキは公団のビルの形。
七階の窓に刺さっている花。そこは、公団の課長補佐・古谷が飛び降り自殺した窓だった。狼狽える皆。
記者達「えれぇ結婚式だな。」
「奇々怪界」
冒頭から衝撃的な展開。
その後も、どうなることかとハラハラ!
目が離せない💦
初めて鑑賞したのは子供の時で「西〜板倉〜佳子〜辰夫〜😭💦」という感じでしたが、大人になって再鑑賞したら感想が変わりました。
ラストの電話のシーンです。
魂の抜けたような佳子を連れた辰夫。父に対して「もう顔も見たくない!」と決別を告げて出て行く。父は子供達を追おうとするが、電話が鳴る。そして電話を取る。
「これからもよろしくお願いします。」
というような言葉を言い、おじきをして電話を切る。子供達ではなく電話を選んだ。
そして、何も解決していないことを強く表している。
あれがとても恐ろしかったのです。
登場人物の和田が、火口から飛び降りて自殺をしようとする場面があります。
前に何かで、火口に飛び降りて自殺する人が多い年があった、流行っていた、と読んだ事があります。
この頃だったのかな🤔?何で読んだのか思い出せず。