アミューズメント・パークのlektonのレビュー・感想・評価

制作の契機やスポンサーはどうであれ、動機と目的はあまりに明確かつ真面目だ。その社会風刺力は遊園地のメタファーによって誰にもわかりやすく表現されている。制作時期から時間が経った現代でも「老い」に対する同じ価値観が続き、それに同意してしまう現実がある。どの立場に立って世界を見るのか、これが試されてるみたいだ。ちょうど「ヴォルテックス」を見たばかりということもあり、キケロ「老いについて」にあるようなstoicな生活、平静を保つ精神が必要なのかも、とかいろいろ考えさせられた。