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夜明けの詩のksのレビュー・感想・評価

夜明けの詩(2021年製作の映画)
3.6
夜明けを待っている。
夜明けを探している。
そんな人たちの、詩。

終始暗い画面に暗い映像。
発する言葉も少ない。けれど、だからこそ、ひと言ひと言に意味を見出そうとしてしまう自分がいる。
それぞれの葛藤、闇、少ない言葉数に重みと深さも感じる。

バーの話が好きだ。
思い出を話し、思い出を買う。
待ち人を装って待つ人となり、ノートに言葉を書く。
詩を書き、詩をよむバーテンダー。
バーは今夜で閉店。

このバーテンダーもまた夜明けを探し、待っている人なのだ。

インドネシアの煙草が燃える音は最高の効果音だった。

淡々としすぎていて 一体何?
という印象も否めないが、何度か観てみたらたぶん、何かがわかるような気がしないでもない。
(しばらくは再視聴はいいや〜という気分だけど)

ラスト、夜明けの町、モノクロに変わった石畳みの坂道を下って行くチャンソク。その意味は…



ヨン・ウジンと IU。それだけで観たかったのだけれど、日本公開時はコロナ禍だったので劇場には行けず。やっと配信で観た。
太っている時バージョンのヨン・ウジン。ちょっと丸過ぎでしょう^^; でもやっぱり好きだわ。IUはこういうハッキリした役が合うよね。しかし、あまりにもちょい役すぎました。贅沢といえば贅沢だけれど。
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