このレビューはネタバレを含みます
これがハリウッド映画なら
主人公が暴いて正義の人となるエンドなんだろうけど、フランス映画は無駄にリアリズム。
上司もおそらく消されてて死亡、主人公死亡、奥さんが告発。
現実だとさらに奥さんも消されて
真相は闇の中かもしれないですが
主人公がひたすら真理追求の超人ではなく、
仕事に捉われて思い込み強すぎるのでは?と観覧者にみせるところ脚本秀逸ですね。
同時進行で主人公が疑惑を抱いた奥さんの大切なキャリアを犠牲にしてまで追求したものが、思い込みだったかにみせた展開、手に汗を握りました
特異なレベルで聴覚が優れた主人公の最後に聴いた音が自らの心臓の音とその終わりという描写がなんとも言えない気持ちになりました。