評判のわりに…って感じ。
腐女子やゲイの描き方があまりにも古臭いというかなんというか。仲良くなったあとにSNS繋がってみたら同性愛者とわかる呟きをしていたり、日常会話の中でサラッと同性の恋人の話がでてきたりする経験だって1回や2回じゃないし、いまって別に当事者も周りのにんげんもそこまで気にしてなくない？
まぁなにも言われなければ、同性愛者か異性愛者かなんてわからないし、わたしが〈同性愛者〉と認識できている同性愛者は全員カムアウトしている同性愛者になるわけだから、みんなそんなに気にしていないようにみえるだけなのかもしれないけど……。
でもそれにしたって「ホモ」を連呼する腐女子、更衣室から同性愛者を追い出す同級生とかは古くない？
わたしは結局当事者じゃないから彼らの苦悩はわからないけど、でも別に誰のことだってわからないよ。じぶんのことだって完全に理解しているかと言われればノーだし、別に他人を理解する必要なんてないんだよね。親も兄弟も友達も恋人もみんなじぶんとは違う別のにんげんなのだとわかってさえいれば。
演出も雑というか、説明過多で動きがない（棒立ちが多い）から退屈で、映画にする意味を考えてしまう。
山田杏奈ちゃんのあのなんとも言えない表情（カオ）とまえだまえだの演技だけはよかった。それ以外は微妙。
