原作、アニメともに未履修。桜木花道が主人公で流川というライバルがいることと「諦めたらそこで〜」という名言で有名な安西先生が顧問で山王はばか強い程度の知識しかないまま観に行ったけど、ちょうおもしろかった…！
宮城がディフェンスを破る瞬間の『第ゼロ感』に痺れないにんげんなんているのか？タイミングが完璧すぎる。あの瞬間のためだけにもう一度観に行きたい。
あと、個人的に印象に残っているのは無敗を誇る山王2年・沢北。
「高校バスケでやれることはやりました。もう俺に証明すべきことはありません」と言い切れるほど努力し、その努力に見合う勝利をおさめてきた彼が「俺に必要な経験をください。もしあるのならそれを俺にください」と願い、彼に唯一不足していた経験"敗北"を手に入れ、泣き崩れるシーンは監督の「負けたことがある、というのがいつか大きな財産になる」というセリフと併せて胸に刺さった。
映画はここで終わってしまうけど、沢北のバスケ人生はここで終わりではなく、敗北を知り、これからもっと強くなれる。ここからまた新しくはじまるんだな、という期待の持てる終わり方なのもよかった。
次は原作かアニメを観てから観に行きたいな。
