「人間は業が深い」
これに尽きる作品。
おどろおどろしさは薄めな気がしましたが、その分グロさが思っている数倍濃いと思った方がいいかと思います。
そのため、妖怪とは何かとか、水木しげる先生の世界観をちゃんとわかってるよーってお子様でないと一緒に観るのは刺激的な部分や説明が必要な箇所が沢山あります。
単に妖怪知ってる〜とか怪異とかホラー好きだよーってだけだと歴史や文化的な意味合いでも最悪の場合、置いてけぼりをくらう可能性が高いです。
そして、あくまで鬼太郎の父メインですから、アニメーションとはまた違うということも理解した上で観ないと、あれ？ってなるお子様多数かと。
色んな意味で、大人向けです。
個人的には
だから、妖怪たちの方が好きなんだ。となる。でも、そんな妖怪たちや鬼太郎を愛しい存在だと思えるのも人間たちが愚か故と考えると無限ループだ。
ストーリーはどこに流れ着こうと胸糞だなーーー！！って力強く、ずっと思うわけですが、こういう気持ちが水木や鬼太郎の父たちの気持ちを追体験してるってことで、ならば我々も恨みつらみが重なれば妖怪になれるんだろう。
ちゃんとエンドロールも観てください！
墓場鬼太郎が観たくなったので、"ちょっとは鬼太郎に興味ある"って方に普及するには最高かもしれません。
