鬼太郎にはそれほど思い入れがないが、市川崑の金田一シリーズや京極夏彦には思い入れがあったので、SNSで公開3日目に飛び交った、
「村社会」
「因習」
「容赦がない」
「救いがない」
「おもしろかった」
で観ること確定。
鬼太郎の父=目玉のおやじの過去話なんだけど、原作の「鬼太郎の誕生」の前日譚なので鬼太郎リテラシー低くても楽しめました。
とにかく救いのない話で、アニメでコレをやっちゃうかという思いと、「鬼太郎がベース」だからできたのかなという思いで感心してしまいました。
人間の方が妖怪より怖い。
観ていてしみじみそう感じたな。クライマックスのある人物と鬼太郎の父のやりとりには思わず呻きました。そして、しっかり泣きました。
人体欠損描写多め。性暴力に関しても触れられるのでPTSDには注意。確かにこれは子供に見せるのは躊躇する。PG12も納得。
でも、やりやがった感は強い。
反戦・家族愛・友情・縁も入ったお得な映画。
『犬神家の一族』のような因習系映画に飢えてた人にはオススメです。