このレビューはネタバレを含みます
当初全くのノーマークだったんですけど………
pixv見てたら界隈のオタク（敬称）がざわついてたもんで…（※訳:pixvで素敵イラストや映画の感想レポが盛り上がってましたわよ）
1件ならまだしも…こちらのアカウントにポツポツと複数…流れてくるのよ…ざわつきが。
なら…！観てやろうじゃねぇのよ…！
界隈のオタクがざわつくということは！！確実にキャラ立ちはしてるってことだ！！！
BLか！！どう考えてもビジュがBL！！！しかも目玉の親父のBLかよ…！（）
萌 え さ せ て み ろ
ってことで視聴。
すいません舐めてました。かなり良かった。
キャラ立ちがエグい。こりゃオタク（敬称）ざわつく。
まぁーキャラが立っとる。立ちすぎとる（語彙）
「水木が初手からいい男過ぎた」
いやそれな、でも私はゲゲゲの親父派やった…船漕いでるときの水木しげるタッチの顔めっちゃ可愛かった。
戦闘シーンが作画すっげぇなってたんやけど、立ち回りインディージョーンズなんよ着流しなのに。あとゲゲゲ関係なく、今下駄にトレンド来てないか？下駄履いてぷらっとあるく男の人がおしゃれすぎる（ドキュメント72阿佐ヶ谷角打ち編視聴後からの気付き）下駄はトレンド。
そして愛妻家の泣き上戸。癖詰め込みまくってオタクを殺しに来てる。
水木の方なんだがこちらも普通によかった。うほいい男やった（真顔）。いや観て。
最初からやり手感というか…野心家なところも良かったが後半満身創痍になっている姿もよかった。水木、というと水木しげる先生のイメージがどうしても出るけど（ってかそうなんだろうが）切り離して考えたほうが楽しめると思う。
BLだろ！？絶対にBLだ！！言うてましたがBLっていうよりもゲゲゲと水木のキャラがとにかくそれぞれに完成されておる。ありがたし。
"今回のゲゲゲは恐ろしい…"
みたいなのが予告編であった（と思う）んだけど。怖いというより生々しさ。生々しいわっ！！！！
生々しさの方向性としては横溝正史だわ。
なので目新しさこそはないのですが、観たいものは観れます（需要:俺）
閉鎖的な田舎の気持ち悪さを突き詰めようとするとどうしても横溝正史になるのか。
犬神家の一族と悪魔が来りて笛を吹くを足したみたいなイメージ。そこに陰陽師か鬼太郎足してください。そんな感じ。
敵？が一部の隙もなく悪い奴だった。なんだこの華麗なる一族。てか（直接的には出て来んが）よくコンプラ乗り越えてこの設定で映画作ってくれたな…！キッズこれ観れるのか…？怖くてギャン泣きっていうか、設定がエグすぎてポカーンやぞ。画面は普通に全年齢。R指定な表現もほぼなし。（敵の）奥様の語彙がすばらしい。よくここまでコンプラ摘発されずに的確に人を地獄に落とせるな…あと仄めかしの嵐…ハレンチ！！！
後半の画像には出ないけど（よくよく考えたら）地獄絵図感半端ない。全然映像はグロくはないのに状況が酷すぎる。冗談抜きで人間を本当ごみのように扱う。ムスカどころではなかった。小夜ちゃん…（※ネタバレになるから言えんけど個人的に胸打った彼女）
そんな地獄でもいい事を言うゲゲゲに俺は（ほんとに）泣いた。
そして映画ラストから皆よく知る鬼太郎誕生への繋げ方…きらいじゃない…！←
ソロで映画館に座るババア（←俺）を泣かすくらいにはいい映画。5期、6期で感じてた鬼太郎アニメのぬるさが…ない。
