ストーリーが多重構造。
エネルギー問題、政府の非合法活動。
外注を受けた組織が切り捨てられる様や、テロ組織に変わっていく様子。
ある特殊部隊隊員のプロポーズ問題等。
テーマとストーリーが上手く噛み合っている。
この映画の1番の問題は、競合が多すぎる点だ。アクション映画は少々良い程度では全く評価もされないということだろう。価値が無いということ。
敵の女が良い。
いい味を出している。
正直、ネットフリックスアクション映画の女ボスなんて、ポリコレ枠以外の何物でもない。
普通はね。
この映画は違う。
確かな実力がある。
人をゴミのように殺せる冷たさ。父親に対する忠誠心と愛情。周囲の人間を適切に使う統率力。目が良い。
いい悪役だ。
彼女のための映画になっている。
正直、主役より良い。存在感がある。
アクションはそれなり。
妙に邦画の『ホワイトアウト』に似てるよな。
いろいろやって、結局愛❗みたいな結論が英国らしいかな。
汚いことしてても上品に見える政府もね。
この映画の教えは、エネルギーは人命より重い。ってことかな。
ファールはバレないようにしろ。って部活の監督から教わらなかった?