#Firebird ファイアバード 鑑賞
1970年代、同性愛が固く禁じられたソ連占領下のエストニアを舞台に、役者になることを夢見る二等兵のセルゲイと、基地に配属されたローマン大尉の友情が、やがて愛へと変わる真実を描いた禁断のラブストーリー
セルゲイ役のトム・プライヤーと、ローマン役のオレグ・ザゴロドニーのビジュアルが美しくて終始福眼
ストーリーは、2人の出会いと別れまでが描かれている。幾度となく2人の関係がバレそうになるといったよくある流れではあるけれど、セルゲイとローマンの恋模様は真実とあって胸をギュッてさせられるもの
ローマンのとある行動が、その後のふたりの関係を辛いものにするけど同性愛がタブーなこの時代、発覚すれば厳罰に処されるし、となればローマンの判断をも間違いじゃないと更に胸を締め付けられる
そしてクライマックスで明かされる実は三角関係だったということ(薄々気づいていたけどやっぱり…)
脚本は、セルゲイ本人も加わり、レバネ監督とセルゲイを演じた俳優のトム・プライアーが共同で手がけているので忠実に描かれている作品
R18ではあるけれど、絡みも含めてそこまで感じるシーンはほとんどないけど、ふたりのキスシーンはとにかく多くてキュンとさせられる。
誰かを愛することは、こんなにも狂おしい。人を愛する思いを誰も妨げることは出来ない…まさに真実の愛を描いた心震える傑作