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a hope of NAGASAKI 優しい人たちのsimpsonsのレビュー・感想・評価

4.2
「いじめはだめ!戦争はだめ!」
この2つを実行すると世界中で決めるだけで、どれだけ素晴らしい世界になるだろうか

戦争はつまらん
戦争は絶対にしてはいけない
あんな無駄な戦争をなぜしたのか
時間も根気も必要だけど、やっぱり話し合いで解決しないとだめ

経験者の言葉は何よりも重い
彼らがしてはいけないと言ったらしてはいけないのだ
戦争を経験された方はどんどん少なくなってきた
戦争は過去のものだからもう振り返らなくて良いのだろうか
そんな暗い過去はもう忘れたいのに
楽しい今のことだけを考えていたら良いのだろうか

お父さんが被曝地に自分を探しに来て二次被爆してしまい、亡くなった。お父さんと一緒にピアノを弾くのが楽しかったから父が大好きだったのに、という話を聞いて、お父さんの娘を思う愛に泣いた。戦争は大切な家族を一瞬で奪う。

アメリカ兵の話しも印象的だった。
個人では良い人でも国や組織の一員となるとまた違う。
ある集団と接触することで、偏見が低減されるというステレオタイプからの脱却の話しを聞いたところなので納得した。
自分とは違うとか決めつけず、恐れずになるべく色んな人と接することが大事なんだと思う。日本みたいな島国でほぼ同一民族で英語も苦手な人が多いと、海外へ行くのも外国人と接するのもハードルが高くて、余計に日本固有の価値観的なものに縛られやすいのかも‥
洋書の翻訳に時間がかかったり、日本に入ってくる本が少なかったり、双方向のコミュニケーションに語学の壁はでかい。でもこの映画で話されていた様に、笑顔とかきよしこの夜とか、本当は言葉じゃ無くても伝わることがある。

映画館はたった2人だけだった
365日のうちたった2時間だけでもこのような映画を観たり、経験された方の話を真剣に聞いて戦争について考えることくらい、戦争を経験された方や亡くなられた方の苦しみからしたら全然大したことないし、真面目でもなんでもない、人間としての義務だと思う

それにこの映画は悲壮感では無くとても前向きになれる映画だ
平和な時代に生きられて幸せだって、毎日安心して眠れて幸せだって笑顔で言ってくれるから
平和の有り難さに改めて気付く
コロナだけど、仕事も大変だけど、家族は無事で毎日ご飯を食べたいだけ食べられて、空襲の心配も無く眠れる
ただそれだけのことが当たり前じゃなかった時代があった
平和に感謝
日本ではだけど
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