ももいろりんご

西成ゴローの四億円 死闘篇のももいろりんごのレビュー・感想・評価

4.0
あと2億ちょっと!からの〜
「その仕事なんぼ?」最強の男は今日もヤバい仕事を探してました。
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=STORY=
西成で日雇い労働を続けながら、娘の心臓移植手術に必要な四億円をつくるために働くゴロー。日雇いは1日約一万円。それと闇稼業で稼いだ金を合わせ、食費以外の全額を元妻の部屋のポストに入れ続けていた。
失っていた記憶のピースが少しづつ戻り、自分が殺人犯として逮捕されたあの壮絶な殺人現場の記憶が頭を掠める。犯人は…ゴルゴダ!?
宗教団体を装う秘密結社テンキングスの最高幹部・百鬼万里生と殺し屋のゴルゴダが、ゴローと家族を狙う。
さらに新型のウィルスがバラ撒かれ、西成の日雇い仲間たちが次々と倒れていくと、国外からウイルスを持ち込んだのはゴローだという報道が流れる。ゴローはピンチに追い込まれる。
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相変わらずお金の勘定は続きます。ガシャガシャガシャ⚡️チーン💰
前編に比べると出演者も豪華にバージョンアップ。(でもB級感は変わらず。)今回は、ゴローの敵にしろ味方にしろ、濃いキャラの大物が出てきます。テンキングス(木下ほうかに加藤雅也)、息子一家を殺したとゴローを恨む莫炉(奥田瑛二)、韓国マフィアの会長(石橋蓮司♡)。
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その分、ワチャワチャし過ぎた感があり、登場人物と勢力分布の理解が大変だった。ウイルスの話も今時だけど唐突感があり、前篇よりテンポが悪く感じた。そんなに笑いを取りに行かなくてもいいと思うんだけど。
シリーズ化への足掛かりにするためか、わざと伏線を取りこぼしたようにも見えました。
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でもやっぱり好きだなー😁人情ものに弱い昭和世代。シリーズ化ウェルカム🧡
西成に住む人には触れられたくない過去や事情がある。お金のために目や腎臓を売るとか、そんなエグい話もあるのだけど、家族のための罪滅ぼしだったりする。後悔しながら生きてる姿を、ゴローは「そんなもんや」と受け止めてくれる。強くて温かい。
元妻にはボロクソ言われるゴローですが、何気にモテる。闇金姉妹とのご縁も笑えます。(おねーちゃんの松子がかわいくて応援したくなる)
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家族や仲間思いのゴローが、大切なものを守るために闘う。不屈で無敵!痛快浪花節アクションエンターティンメント!