YutaTeraoka

ガザ・サーフ・クラブのYutaTeraokaのレビュー・感想・評価

ガザ・サーフ・クラブ(2016年製作の映画)
4.6
いま戦争がおこっているガザをサーファーを軸に描いたドキュメンタリー。
荒廃した街の様子から経済封鎖されている現状がうかがえた。
一方でサーファー達には活気を感じられた。何かにむかって頑張っていくそれではなく、いまを楽しもうという純粋なそれである。

重圧にさらされているパレスチナ人と簡単に比較はできないが、日本ではあまりそのような純粋さはみる機会が少ないように感じる。

ガザでサーフィンをを教えてるおじちゃんが言っていた言葉で、『希望がない』『遊びを中心に生きている』ということばが共存してる境地が自分にはない感覚だった。

リアルを知るにはやはりドキュメンタリーが一番いいなと改めて感じた。

まずは関心から。
国境という境界ではなく、あくまで皆地球人。
戦争をなくすためにぼくらひとりひとりができることはなんだろうかと考えさせられた作品。