パン・ナリン監督と映画大好き芸人こがけんさんのトークショー付きの回@新宿ピカデリーにて。監督の熱い映画愛とこがけんさんのよどみないお喋り、お二人の相性が良くてずっとハッピーな雰囲気。エンドロールの後には自然と拍手が起こりました。
インド版ニューシネマパラダイス、というのはあくまでとっかかりで、オマージュが数多の作品に及ぶのは作品冒頭の献辞でも察せられるとおり。映画愛、というよりもっと偏愛、フィルムや映写機、もっと言うと物語を映し出す光まで愛している。そこまで行っちゃう想いを描いてる今まで見たことない作品でした。
環境のせいはもちろんあるんだけど、行きすぎた行動までしてしまう主人公。マジで！と思ったけど相応の罰も受け、それ以上にキツい現実を目の当たりにし…。ここからの展開が本当にすごい。愛したものの終わりをここまで残酷に見せる？からのラストが本当に好きで好きで…。作品の魂はあらゆるところに宿り消えることはないのでしょう。
ご飯がとんでもなく美味しそうな映画でもあります。スパイスとハーブをたっぷり使ったご飯が食べたくなること間違いなしです！
