Lalka

必勝歌のLalkaのレビュー・感想・評価

必勝歌(1945年製作の映画)
2.8
これはもうあくまで印象で言うしかない。allcinemaに総指揮が田坂とある(がwikiには監督自体を辞退したとある)ので田坂的にまとめ上げたか、オムニバス各編に2人以上の演出者が就いていたのではないだろうか。

例えば、最初に佐野が出てくるシーンのクレーンやキャスト的に豪華であろう高峰・轟のシーンの動きとガラス越しの撮影。他にも散見されるわけだがこれらは、溝口っぽくなりそうだと、思ったらすぐにそうでなくなる。同様に子どもだらけのとこや隣組組長の老人が出てきたり、上原のシーンで清水っぽいと感じるが判然とはしない。

しかし、全体のまとまりとして観てはいられる。国策的な冒頭と最後の報道的映像よりむしろ紀元元年だけ浮いて感じるくらい。

ところで三井は酔っぱだな。あれでいい(笑)
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