クリムゾンキング

The Angels' Melancholia(英題)のクリムゾンキングのレビュー・感想・評価

The Angels' Melancholia(英題)(2009年製作の映画)
3.5
ストーリーはよくわかんない(笑)
ハゲとヒゲのおっさんコンビがどうやら遊園地でナンパした女性らや知人たちと世捨て人みたいな生活を送るんだけど普通の生活じゃなかった!
って感じ。

ランタイム長め、相変わらずスコア間違ってるんだよなーというような穏やかな劇半に乗せて途中修道僧みたいなのが出てきたりとやたらかったるかったりするんだけど中盤でストーマに指突っ込むあたりから段々と本性が出てくる。

基本的に汚い、臭い、痛いシーンしか出てこない。
ウサギや猫が無事じゃない。

終盤少女を寄ってたかってぼっこぼこにしてまんちょすをギコギコする場面はやってることはえげつないんだけどパイプオルガンの調べに乗って繰り広げられるのでさながら中世の殉教者のような荘厳さがある。

3人仲良く船に乗ってたら「あ、そうだ」と言わんばかりに爺ちゃんの腹掻っ捌き始めてはらわたベロベロ~ンしたときは何事!?と思った。

最後は遺体を火にくべてこれまた映画間違ってるんじゃね?と思えるような穏やかな劇半に乗って、雄大な自然とともに死者を弔う、かと思いきやいきなり死体にまたがって小便してるシーンが出てきてどういう感情で観ていいのかわからない(笑)

前作も作風にそぐわない穏やかなスコアで映画を盛り上げてくれるので今回も聴いてる分には感動超大作に錯覚をしそう。
そのまま穏やかな雰囲気で終わるので「は~いい映画だった~」とか一瞬騙されそうになるけど内容は倫理観どっかに忘れてきた感じのこの世の不謹慎・邪悪全部乗せみたいなものなのでなんか悔しいw

だけど嫌いじゃないw