ミズキ

コーダ あいのうたのミズキのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.8
は〜久しぶりにこんな心動かされたな
ホロホロと涙が出てしまった

1人でレイトショーとか行くとめっちゃ没入できるからいいなやっぱ
けっこう心を大きく動かされた映画みたときって1人で観てることが多い気もする、感情に赴くままに流されるゾーンみたいなんになりやすいんかもな笑

まず主人公が友だちにまじでめちゃくちゃ似ててびっくりしたw
ほんでBruinsのロゴでかでかのパーカー着てるしな!!その2つで最初ムダに興奮してしまった笑
しかもそのパーカーめっちゃ出てくるしな、オキニのパーカーかよ!

音楽で自分を表現しようとしてるRubyの姿見てたらめっちゃうずうず歌いたくなってきてまさに胸がflyしてくようなそういう感覚になった、心から歌いたいときってきっとそうなるんだろうね
Rubyはほんとに音楽が好きなんだって先生は分かってあんなに嬉しそうな顔してたのかもな

お母さんがRubyが産まれた時の話をするシーン、合唱コンサートで耳が聞こえない無音の世界からRubyの歌を聴くシーン、お父さんに歌うシーン、オーディションで家族に向けて手話と一緒に歌うシーン
ほんとになんといったらいいか分からないけど、すごく温かい幸せな気持ちになった
心が動かされるってまさにこういうことだったよなって帰り道に改めて思ったり

無音の世界のシーンが特に印象的だったな、無音の世界で「音のある世界」の人たちの表情を見ることで娘の歌声とつながれた、あの瞬間はすごく鮮明に頭に残っていて、きっと大切なシーンのうちの1つになる気がする

自分が取り組んでる卒論のテーマに重なってそれも相まってすごく印象に残ったのかもしれない
両者の間には絶対に分かり合えない「地平」があって、だからこそその「分かり合えなさ」に真摯になって、お互いが「分かり合えない部分」を溢しながらも、対話を紡いでいく、それがこの家族にはすごく感じられて、なんだか嬉しかったのかな、すごく感動してしまった
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