聾家庭の中で1人だけ健常な女の子のお話
ストーリーがわかりやすく、家庭内で唯一健常者であることから感じてしまう責任感など垣間見える。完全にヤングケアラーである。
漁師仲間も、良かれと思って兄を飲みに誘っているのだろうが、兄目線のシーンはかなり現実味がある孤独を感じることができる。コンサートのシーンも同様である。
しかし、家庭内で障害の壁があっても自己解決をしていこうとする姿勢は勇気を貰えると思う。また、兄も口は悪いが妹を想っての発言だったりと、家族が感じている想いはそれぞれ違うのだとわかる。個人的に母の思考は割と危険だと思ったが…
そして歌いながらの手話にも感情が非常に乗っていて、届けたい人に送る歌というのが伝わってくる。
V先生のような子どもの未来に熱くなれるような人間になりたい。
