このレビューはネタバレを含みます
ルビーもその家族も(お兄さんはそうでもなかったけど)勇気を出して一歩踏み出すことができなかった。娘を産んだ時に感じたように「きっと分かり合えない」と思っていたから。けれど周りの人、例えば漁港の人だって耳が聴こえないことであからさまに差別はしてなかったように見えたし、先生もルビーの境遇に同情したりせずに向き合ってた。ラストはそんな家族の新しい一歩が踏み出せていてとても良かった。
お父さんとお兄さんと話すシーンに愛情を感じる一方でお母さんはろう者の持つ不安に思う内の部分を強調させる役どころだったと思う。
グッとくるシーンが多々あって面白かった。