このレビューはネタバレを含みます
自然あふれる映像が美しかった!選曲が最高だった!映画館で観たかったな。
みんなでit's your thing 歌っているシーンが特に楽しかった!
ルビーがやっていることは立派な障害者介護なのに、聾者がマジョリティの環境に加えて、ケアの内容がコミュニケーションに係るものだから日常生活との線引きが曖昧になっていると感じた。
ルビー無しでは生活できない状態がルビーを大人にさせた(仕事で価格交渉を行う、両親のビールを注文する等)けれど、母親はルビーのことをベイビーと思っている認識の差は上記の状況から来るものかなと思った。
インターネットで外に繋がっていたからか、兄だけは唯一この家にルビーを縛りつけてはいけないと思っていたけれど、具体的な代打案が浮かばないあたりにルビー依存し切っていたのが表れていると思った。
ポスターやサントラに使われている写真、両親と兄は互いを見ているけどルビーだけこちらを見ているのが象徴的だと思った。あの家で唯一、外の世界が聞こえる存在……
父親に向けたYou’re all I need to get by に泣いた。
気になっていた男の子とデュエットを組んで背中合わせで歌って一緒に湖で遊ぶの、あまりにも青春で眩しかった……
マイルズのおかげでルビーは歌の世界に踏み入れてV先生に才能を見出してもらえたと思うのでマイルズには感謝している。口軽すぎるけれど。