日本の父親(世界的にもそうなのだろうか)を客観的にとらえた作品。
一生懸命仕事をしてきた結果、子どもとの向き合い方がわからない。
自分の殻に閉じ籠っている。
その結果、奥さんが唯一甘えられる相手で家庭でのコミュニケーション手法。
奥さんがあのようになった後は奥さんまでも自分の殻に閉じ込めて観ていて苦しかったです。
うちの父親も母を先に亡くしたらどうなってしまうんだろう。
実際、母も心配してる。
作品では最後は光が射してきたけど、あの息子のように寄り添える気がしない…。
こんな感じで全体的には暗い気持ちになるストーリーでしたが、途中途中で入る自然の風景とイギリス人の温かさに救われる作品でした。