温かさと苦しさが交互にくる作品。
泥沼とは違うけれど、愛憎が入り交じった人間模様で心の儚さが痛かったです。
でも、役者の皆さんとっても素敵で途中途中の温かいシーンでは安心感を与えてくれ長さを感じずにずーっと世界に浸れました。
志尊淳さんは本当にしっくりきました。
背景が見えてくるにつれてこの役は志尊淳しかいないと思わされました。
元の顔つきから表情から、安吾の繊細な心が伝わってきて切なかったです。
きっと誰もが52ヘルツの鳴き声で鳴いている時があるんだ思いました。
同じ声を持つ仲間が現れる奇跡を信じたいです。