かにさん1408

シン・仮面ライダーのかにさん1408のネタバレレビュー・内容・結末

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

 森山未来の演技が素晴らしい。
コンテンポラリー的な仕草と目線で圧倒的な存在感。
 矢継ぎ早なシナリオと、蜘蛛オーグ戦以外あまりハマらなかった殺陣シーンで、なんとも映画として評価しづらい作品という印象だった。
しかし1号2号そろってポーズを決めたり、サイクロンに乗るシーンだったり印象的な部分は多い。
 特に森山未来演じる蝶オーグのセクションの戦闘シーン以外のドラマが抜群で、駆け足なシナリオのためチープに感じる動機であるにも関わらず、森山未来と池松壮亮が喋るだけで引き込まれてしまった。俳優ってすげえ。

 面白いのかよく分からない作品だなあと思っていた自分だったが、蝶オーグの話が最後に来ただけでなんだか良い映画を観た気分になった。 
映画って終わり良ければ全てよしなんだなって、実感した作品となりました。
かにさん1408

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